悩みタイトル

朝起きる際や重い荷物を持つ際に背中に痛みがはしったり急に痺れがおきることがある。
普段は痛みはないが背中の一部分を押すと痛みが生じる。
背中に痛みやしびれを感じる部分が、時間が経つと移動して別の部分が痛んだり痺れたりすることがある。

このような症状が日常生活で出ている場合には、ぎっくり背中と言う症状が出ている場合があり、早めに施術をしてこの症状を軽減させていく必要があります。

ぎっくり背中に対する当院の考え

ぎっくり背中は別名「筋膜性疼痛症候群(きんまくせいとうつうしょうこうぐん)」と言い、急に重い物を持ったり、無理な姿勢等により繰り返し筋肉に負荷をかけると筋膜が過負荷状態になります。

この過負荷状態はいわゆる筋肉痛として生じ、数日程度で自己回復をします。しかし、さらに繰り返し筋肉に負荷を与えたり、寒冷にさらされたりして血行の悪い状態が続くと、筋膜が短期間で自己回復できなくなります。この状態が筋膜性疼痛症候群になった状態となります。

筋膜性疼痛症候群では一般的な筋肉痛とは異なり、痛みやしびれの強さが相当激しいものになり、更に痛みやしびれの範囲が広範囲に発生します。

ぎっくり背中を放っておくとどうなるのか

この病気は全身のあらゆる筋膜の異常で起きる可能性があるものです。
筋膜性疼痛症候群の場合は、全身で同時に痛み、しびれが発生することは基本的には無く、片肩、首、腰、片足など特定の部位、若しくはその複数の部位の組み合わせで発生をします。

また、異常な筋膜の場所によっては、広い範囲で痛み、しびれを感じます。また、痛み、しびれを感じる部位が時間の経過と共に移動する事があるのも、この病気の特徴の一つです。
放っておくと身体の動きが悪くなって、筋力や柔軟性が低下したり、痛みを生じるようになり、肩こりや腰痛などにつながることがあります。

ぎっくり背中の軽減方法

ぎっくり背中になってしまった直後の背中の筋肉は、筋繊維や筋膜が損傷して炎症を起こしている状態です。タオルを巻いた保冷枕を患部に当てたり、冷湿布を貼るなどして安静にします。

背中が一番楽な姿勢で横になりましょう。炎症が治まり、ある程度痛みが引いてきて身体が動かせるようであれば、今度は患部を温めて血行を促進し、固まった筋肉をほぐすためにゆっくりと少しずつ背中を伸ばしましょう。

背中の筋肉を伸ばせるようになったらすこしずつ柔軟体操やストレッチをしていき硬くなっている筋繊維をほぐしていきこびりついている筋膜をはがしたり捻れを元に戻したりしていきます。

施術を受けるとどう楽になるのか

これらの施術を受けることによって筋膜が柔らかくなり、剥がれ、背中を伸ばしたり縮めたりできるようになるため背中に柔軟性が戻ります。
背中の柔軟性が戻れば、寝起きに起き上がる際に痛みがなく起き上がることができ、重い荷物を持っても背中に痛みが走ることもなく、長時間デスクワークをしていても背中が気になって仕事に集中出来ないということもなくなります。

ぎっくり背中は日常生活を送る上で様々な障害を生み出していくため、早めの施術が必要になってきます。

軽減するために必要な施術頻度は?

施術の来院頻度としては最初の1週間は身体の状態にもよりますが、炎症が治まって熱感がない状態でしたら、硬くなっている筋膜を剥がすために出来れば回数を重ねて来ていただくことをお勧めしております。

その後、ある程度筋膜が剥がれてきたら1週間に2回、1週間に1回と間隔を空けていき、硬くなった筋膜を柔らかい状態に戻していきます。
また今後同じような状態にならないように日常生活でできることをアドバイスもさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。