変形性股関節症
歩行中の痛み
脚の付け根の痛み
しゃがむ動きがとりにくい
寝ていても脚が痛い
階段昇降時に手すりがないと不安
これらに心当たりのある方は変形性股関節症により股関節への負担が増加し上記のような症状につながっている可能性があります。
変形の初期段階では長時間の歩行が続くと痛みが出るようになり、変形が進行していくと股関節の動きの幅が制限されるようになります。そのため、歩行はおろか立ち上がるだけでも痛みが出たり、靴下を履こうとしても関節が曲がらないといったことになります。
変形性股関節症に対する当院の考え
変形性股関節症は男女比では女性の方が発生しやすいとされており、子供の頃に起きた発育性の股関節形成不全による後遺症などが原因で発生する割合が多数を占めています。また、加齢による明らかな原因がなくても股関節の変形は発生します。
手技のみで股関節の変形を元通りの状態に治すのは難しいですが、変形によって生じた脚の痛みに対する施術や関節の負担を減らすための身体のバランスを整える矯正施術や、負担が強く出ている筋肉へのストレッチ施術、運動指導などを中心にお身体へアプローチをかけることで症状を軽減することが期待できます。
変形性股関節症を放っておくとどうなるのか
関節が変形する原因は、歩行姿勢不良や日常の生活動作での姿勢不良、また先天的な関節の形成不全などが挙げられます。変形性股関節症では、関節を構成する軟骨がすり減り、その結果散らばった軟骨のかけらが滑膜を刺激して炎症が起こり、痛みを引き起こすことがあります。
軟骨自体には痛みを感じる神経が通っていないため、滑膜の炎症が起きたり、周囲の筋肉や靭帯などの組織から痛みが発生するまで気付かないこともあります。その結果、放っておくと骨自体の変形が進み、最終的には人工関節に置き換える手術をしなければ痛みが取れない状態まで進行することがあります。
変形性股関節症の軽減方法
変形性股関節症において、手術を避けて症状を軽減させるためには、関節にかかる負担を減らすことと、股関節を支える筋肉を強化することが重要です。
関節の負担を減らすためには、重い物を持つ回数を少なくしたり、体重を落とすことが有効です。体重が軽くなれば関節への負担も軽減されます。
また、痛みを軽減するためには股関節周辺の硬くなった筋肉をほぐす必要があります。そのために、マッサージやストレッチを行い、股関節や太ももの筋肉を柔らかくしていきます。
さらに、関節の動きを滑らかにする滑液という潤滑油が関節内に存在しますが、滑液は関節を動かさないと出てこない特性があります。したがって、プールなどで荷重を減らし関節運動を積極的に行なうことで、関節にかかる負担を軽減することが期待できます。
変形性股関節症の軽減に効果的な当院の施術メニューは?
体のバランスを整える「全身骨格矯正」により、姿勢の偏りを正しい状態に戻し、体の負担を均等に支えるような状態を作ります。関節の動きを滑らかにしながら、歪みを取り除くことで歪みによる筋肉への負担を軽減し、関節内の滑液の滲出を促します。これにより、関節の動きがより滑らかになり、ストレッチなどで柔軟性を高める施術と組み合わせることで、より効果的な結果が期待できます。
また、「骨盤剥がし」や「筋膜ストレッチ」などの筋肉へのアプローチにより、股関節の周囲や脚全体の筋肉の柔軟性を向上させ、股関節の可動域を広げていく効果が期待できます。
当院では、こうしたアプローチを用いて、患者様のお体の状態に合わせた施術を提供しております。姿勢の偏りや関節の変形による痛みや負担を軽減し、お体のバランスを整えることで、日常生活や活動における快適さを向上させるお手伝いをさせていただきます。
その施術を受けるとどう楽になるのか
骨格の矯正により体のバランスが整い、重心の位置が安定して左右への荷重の偏りが少なくなります。これにより、股関節への負担が減り、痛みが落ち着いてきます。
また、関節の動きが滑らかになると、滑液が出てきて関節内の摩擦が減少し、関節内での炎症が起きにくくなります。これにより、周囲の軟部組織への痛みが軽減される効果が期待できます。
さらに、骨盤剥がしや筋膜ストレッチにより、股関節の周囲についている筋肉の柔軟性が向上し、関節の動きの幅が広がります。これにより、施術の効果が高まり、痛みの出にくい体を作ることが期待できます。
軽減するために必要な施術頻度は?
最低でも1週間のうち2回のご来院が理想です。
現状の姿勢や動かし方における悪いクセを、施術を受けていただくことで良いクセへと体に覚えていただくため、施術間隔はなるべく空けないようにすることが大事です。期間が空いてしまうと、悪いクセへと戻る時間ができてしまうことから、毎日ご来院出来るのであれば毎日来ていただいても大丈夫です。
ご来院いただく頻度を増やすことで、効果的な施術が可能となります。
体のバランスを整え、健康な日常生活をサポートするために、定期的な来院をおすすめしています。