肩甲骨はがし
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肩甲骨はがしとは?
肩甲骨は、背骨と菱形筋という筋肉によって背中側に出過ぎないように、またそのほかの筋肉によって上がり過ぎたり下がり過ぎたりしないようにキープされています。
また、肩甲骨が動くときには、鎖骨と肩甲骨をつなぐ肩鎖関節なども連動して動きます。たとえばデスクワークなど常に前かがみの姿勢の人は、胸の筋肉が収縮しているため、肩鎖関節の動きが悪くなり、肩甲骨の動きも悪くなってしまいます。
肩甲骨はさまざまな筋肉が支え合って動く骨のため回りの筋肉が固くなると、肩甲骨は回りの筋肉と連動して動く為、肩甲骨も固くなります。肩甲骨はがしは肩甲骨の回りの筋肉をほぐすことで肩甲骨の可動域を広げることのできる施術の一つで、様々な整骨院で実施されています。
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肩甲骨まわりが固くなる原因とリスク
肩甲骨まわりが固くなる原因としては、普段の悪い姿勢によって肩甲骨は外に開いて硬くなりやすくなることが多い。特にデスクワークや、パソコンやスマホを操作していると、前かがみの姿勢が長時間続き固くなり動きも悪くなります。
また肩甲骨の動きが悪くなれば、その周囲の筋肉の血行も悪くなり、肩こりの原因となります。
また肩甲骨が固くなって来ると本来宙に浮いている状態であるはずの肩甲骨が、体の内側にへばりついたような状態になり、猫背になります。
猫背の状態が続けば、大胸筋とつながった首にある広頚筋も下に引っ張られるため、顔のたるみも引き起こします。
また肩甲骨が固くなると菱形筋も固まってしまいます。この菱形筋は脂肪を燃焼させる筋肉のため菱形筋が固くなると、脂肪が燃焼されず背中に脂肪がつきやすくなります。
他にも猫背の状態が続くことで、腹筋が弱くなりお腹にも脂肪がつきやすくなります。
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肩甲骨はがしをするメリットとは?
肩甲骨はがしをすることで硬く縮んだ筋肉や関節がゆるみ、血流やリンパの流れが良くなり肩こりの改善につながります。猫背は体の前方から肩甲骨へとつながる筋肉が縮んで固まり、肩全体が引き込まれている状態のため肩甲骨の動きをよくして可動域を広げると肩全体の筋肉を緩めることになり猫背を治します。
また肩甲骨の周辺には、体温を上げて脂肪を代謝しやすくする機能を持った褐色脂肪細胞が多く集まっているため、肩甲骨の周りがこり固まると褐色脂肪細胞も鈍くなり、体は太りやすく痩せにくい状態になります。その為肩甲骨周辺をしっかりほぐして褐色脂肪細胞を活性化させれば、脂肪が燃焼されやすくなります。
肩甲骨が正しい位置に戻れば、肩甲骨の形がきれいに出て天使の羽ができ、背中が華奢に見え後ろ姿がキレイになります。
自分でできる肩甲骨はがし
自分でできる方法としてはフォームローラーを使ったものなどがあります。フォームローラーを使ってアプローチする筋肉は僧帽筋と呼ばれる筋肉です。僧帽筋は、首の後ろから肩と背中にかけて大きく広がっており、僧帽筋の上部、中部、下部で肩甲骨を上げる、寄せる、下げると働きが異なっており、
僧帽筋の上部が固くなると血流が悪くなると肩こり、頭痛を引き起こします。デスクワーカーは猫背などの前傾姿勢で肩が持ち上がった状態が続くことにより、特に僧帽筋上部が硬くなって縮こまっている人が多いので
まず横向きに置いたローラーに首を乗せ、首を左右にねじります。顎を上に向けて後頭部下をローラーに押し付けてこれを約30秒ほどやり終わったら反対側も同じようにやります。こうすることで僧帽筋上部がほぐれ肩こりが改善していきます。
当院の肩甲骨はがしとは?
自分できる肩甲骨はがしでは、こっている部分に手が届かなかったりと、なかなかコリや張りをほぐすことができないの問題があり、また肩甲骨には僧帽筋、菱形筋、三角筋、広背筋、肩甲挙筋など、肩甲骨の動きをサポートするものや肩こりに関係してくるものなど、いくつかの筋肉で構成されている為、肩甲骨がひどく固くなっていると一つの筋肉を緩めるだけでは、固さが取れない為、様々な筋肉を緩める必要があります。
当院の肩甲骨はがしでは、自分一人では手が届かない部分の筋肉を動かつつ短い時間で様々な筋肉を緩める効果があり、ひどい肩こりなどがある方は一度当院の肩甲骨はがしを受けて見て、辛い肩コリを改善し、健康的なライフスタイルを手に入れましょう。